はじめてご参加いただく方へ
私のレッスンにご参加いただく前にあたって、ヨガについて知っておいてほしいことを書いてみました。お時間がある際に、ぜひ読んでみてください。
ヨガは「ポーズをとること」が目的ではありません
ヨガといえば、「ポーズを取る」「身体が柔らかくなる」という、ボディメイクや身体づくりのイメージが強いという方も多いかもしれません。ですが、ヨガの目的は、ポーズを取ることでも難しいポーズができるようになることではありません。
ヨガの目的は、「心と身体の安定」。
呼吸、瞑想、ポーズ、ヨガの教えを通して、なにがあってもブレない強い心と身体の安定感を手に入れて、穏やかな気持ちで幸福感を感じて過ごす、これがヨガの一番のゴールです。
ポーズをとるのは身体のヨガ、身体からアプローチする要素です。
他にも、呼吸のヨガ、行動のヨガ、知識のヨガなど、ヨガの中にはさまざまなアプローチがあります。 実は、普段私たちがやっているいろいろなことは、ヨガの教えに則ったことだったりするのです。
レッスンでは、身体のヨガ=ポーズを取ることに加えて、日々の生活に役立つヨガの教えや行動のヒントも合わせてお伝えしていきます。
ぜひ、身体だけではないヨガをのエッセンスも、日常に取り入れてみてください。
きれいなポーズではなく、身体に無理のない形を目指してください
レッスンで身体を動かしてポーズを取っていく時、その形がきれいかどうか、見た目が合っているかどうかよりも、身体に無理がないか、呼吸がしっかり入っていく心地よさがあるかどうかを大切にしてください。
身体の柔軟性・筋力は人それぞれ。
生まれつきの体質やこれまでの癖によって、一人ひとり個性があります。そのため、簡単にできるポーズ、できないポーズも人それぞれです。
そのため、もし無理に見た目にきれいなポーズを取ろうとしてしまうと、確実に身体を痛めてしまいます。
特に、関節の動かし方は大切です。肘や膝はピンを伸ばしすぎず、首や腰は反らし過ぎないことが、身体を守るコツになります。
そもそも、ヨガはポーズの完成形を目指さなくてOK。
完璧なゴールを目指さずに、そこに行くまでの過程を楽しみましょう♪
身体が無理なく動かせるところ、心地よいところを探していってください。
レッスンを楽しんでいただくための3つのポイント
常に呼吸を大切に
ヨガにおいて、呼吸はとても大切です。
ヨガの基本は、鼻呼吸。どんなときでも呼吸は止めず、お腹のあたりから身体全身にたっぷりと深い呼吸をすることを意識してください。
もし、ポーズをとっている時に、呼吸がしづらくなったり、止まってしまうようであれば、それは身体が「もうやりすぎですよ!」と訴えているサイン。負荷がかかりすぎです。
そんなときは、必ずポーズをゆるめてあげてください。
人と比べない
ヨガは、人と順位や美しさを比べてジャッジする競技スポーツや、魅せるためのパフォーマンスではありません。
そのため、ヨガには「できる」or「できない」という概念はありません。
人それぞれ、体質も、体格も、身体の癖も、生まれ持った運動能力も違います。
年齢や性別、これまでの生活習慣やヨガ経験の有無でも、動かせる範囲は違います。また、同じ人でも、日によって体調も調子も変わるので、同じことができるとも限りません。
自分以外のみんなができているのに自分だけできないという状況では、つい比べてしまうかもしれません。ですが、全く気にする必要はありません。
それよりも、今の自分の身体能力はどのくらいなのか、どんなことならできるのか、今の自分の調子や感覚はどんな様子なのかを観察して、その時の自分の体調や気持ちに意識を向けて、しっかりと気づいてあげてください。
無理をしない
ヨガは、自分が「心地がいい」と思うところ、「呼吸が無理なく入るところ」までやるもの。それが自分にとって心地よい形であり、今の自分に必要なポーズ・必要なヨガです。
自分の心や身体は、いま何を求めているのか?どうしてほしいのか?
普段、外側に向いている意識を、しっかりと自分の内側に向けてあげてみてください。
写真や本に載っているポーズの形ではなく、「自分の身体に一番いいポジション」をみつけることが大切です。もし身体のどこかに痛みを感じたり、違和感を感じたら、すぐにやめてくださいね。
もしかしたら、ポーズで注意するところや動かし方、呼吸法など、これまで経験してきた別のレッスンや先生のヨガと、少し違うところがあるかもしれません。
私が一番大切にしていること、ケガなく無理なく自分に合ったヨガをしていただくということ。
自分が心地いいなと思うヨガしていただければ、それが何よりです。
ヨガは、安定した穏やかな心を育てるもの。
自分の心と身体に目を向けて、心地よい時間を過ごせるレッスンをお伝えしたいと思っています。