スペインの魅力は、人生観&価値観にアリ!
先日、スペイン人の友人から「サグラダ・ファミリア」まで散歩してきたよーなんてメールをもらって、とってもほっこりいたしました。
スペインはとても好きな国のひとつで、仕事とプライベートで合わせればバルセロナはもう7~8回くらい行っています。
…というかサグラダ・ファミリア、つまりガウディが大好き。
そんな建築や観光名所も最高にいいんですが、魅力の大きな部分はスペイン人の気質にもあります。
スペイン人と結婚した友達の話を聞いたり、現地で知り合ったスペイン人の友人の話を聞いて、改めて「あーいいわぁ」と思ったことが彼らの人生観&仕事観です。
スペインでは「自分が幸せであるかどうか」が重要な基準
スペイン人の夫を持つ友人、一番驚いたことって何?と聞いたら「仕事に対する考え方とか、教育がすでに全然ちがうってことかなー」という返事が返ってきました。
スペイン人は、自分が幸せかどうかが一番大事。
仕事でもなんでも、そこで幸せを感じられているかどうかを重要視するように、もう小さい頃から教えられているんだそう。
旦那さんが仕事を始めてしばらくしたとき、お母さんが最初に聞いたことは「仕事はどうなの?あなたは幸せ??」なんだそうです。
日本だったら「仕事大変?」とかそんなもんですよね。
ちょっと、その仕事は大変で、あんまりおもしろいとは思わなかったみたいなんですよね。で、その次に来るのが面白い。
「どうなの?幸せじゃないの?だったらそんな仕事辞めなさい!」となるようなのです(笑)。
日本は「仕事なんて大変なのが当たり前よ。初めのうちは苦労するんだから、せめて3年は勤めてみないとわからないわよ」ですよね。
私は、この考え方がすごくいいなぁと思いました。
もちろん、こういう考えが根底にあるから、仕事が続かない人が多いとか失業率高いとか、いろいろ問題はあるんだと思います。
でも、その視点、その判断基準が一番に来るっていうのは、すっごく大事なことじゃないでしょうか?
ポジティブ&前向きさは遺伝子レベル!「楽しむ」プライオリティが高い!
スペイン人の友人が言っていたのは
「スペイン人は、おいしいもの食べてみんなで話してっていうのがすっごく大切で、それがあればなんでもいいよねーっていう感じなの。夕飯の時間も遅いけど、ずっとしゃべって食べて、おなか一杯になって寝ちゃう。だから太ってお腹おっきい人多いけど、あのお腹は幸せ曲線なのよ~」
と。
「とりあえず、オラ~!って言っとけばみんな笑顔になるからそれでいいの!」
こういう何気ないことなんですが、すごく楽観的なパワーにあふれてる。
コロナ禍で100%仕事無くなってるからどうかなーと思って声かけてみたら
「元気よ~!一日1時間、都市ごとに時間が決められて散歩できるようになったから、太った分ジョギングで減らしてるよー」と。
日本より外出制限もルールもめちゃめちゃ厳しいのに、ポジティブな印象しか伝わってきませんでした。
これはもちろん、彼女がとってもポジティブな性格っていうのもあるけれど、ニュースなんか見てても、窓際で踊ったり歌ったり、警察が市民に演奏したり…なんか明るさが伝わってきますよね。
もはや遺伝子レベルでポジティブさが根付いているというか…
生活や人生、その環境を「楽しむ」っていう優先度が半端なく高いんだろうなと感じるんです。
日本人、もっと自分の人生楽しんでOK!
わたしも日本人なので、いつも自分に言い聞かせているところがあります。
もっと自分の人生を楽しんでもOKって、許可してあげていいんじゃないでしょうか?
「~べき」とか「~じゃなきゃいけない」とか、周りが言うからとか…
その前に「自分、それでいま幸せか?」って胸に手を当てて聞いてみれば、それがいろんなものの答えになるんじゃないでしょうかね。
忍耐力がある、協調性がある、そんなふうに言われる日本人がこの「自分が幸せかどうか」という判断基準をもっともっと身につけたら、最強国民になるじゃないかと思っています。
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